会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のことと大慶に存じ上げます。
さて、このたび法政大学を主催校としまして、中小企業会計学会第8回全国大会をオンライン開催させていただくことになり、大変光栄に存じております。
今年度は、新型コロナウイルス禍による影響で、学術研究活動は大きな縮小を余儀なくされました。本学会も例外ではなく、今回の全国大会も当初は法政大学市ヶ谷キャンパスにて2日間にわたって開催される予定でしたが、対面での開催を断念せざるをえませんでした。本学会では初のオンライン開催となりましたが、何卒よろしくお願いいたします。
統一論題は、このような状況を踏まえまして「アフターコロナ禍の中小企業会計」といたしました。現在のコロナ禍がどのような展開をみせるかはまだ分かりませんが、現時点で既に現れている問題だけでなく、アフターコロナ禍の状況も見据えまして、高橋賢氏(横浜国立大学教授)を司会・座長とし、宗田健一氏(鹿児島県立短期大学教授)、飛田努氏(福岡大学准教授)、吉川晃史氏(関西学院大学准教授)という3名の新進気鋭の研究者の方々にご登壇いただき、多面的に討論していただく予定でございます。
また統一論題セッションに先立ちまして、基調講演として、飯塚真規氏(TKC代表取締役社長)より、「不況を乗り切る処方箋-コロナ禍を乗り切るための会計データの活用」と題し、コロナ禍で苦しむ中小企業に向けて、会計という側面からこの困難な状況にどのように立ち向かっていくべきか、熱いメッセージを送っていただく予定です。一人でも多くの会員の皆様にご視聴いただきたいと思っております。
本大会を通じましてわが国の中小企業会計研究の発展に貢献できることを、心より願っております。ご多用中とは存じますが、会員の皆様のご参加・ご視聴をお待ちしております。
2020年8月吉日